コピー用紙を使った絵の練習

日記です。

半年前くらいにかった500枚詰めのコピー用紙を使い切った。
そのまえにもやったことがあるからたぶんA4の紙800枚くらい描いたことになる。

前(たぶん3年前くらい)はポーズマニアックスというサイトで300枚ほど人体を書きまくった。
なぜ、そうしたかというと当時クロッキーを用いた人物画の教科書を使っていて、とにかく沢山の人体を描きたくなったからだったと思う。
人体を描くのがうまくなったかと問われれば、それなり、と返す結果となった。
それなりというのは、これっぽっちも人体が描けないやつが、人間らしくものをようやく描けるようになるレベルにはなったから。
小学生はうんこを、中学生はちんこだけ描いていたので(当時の自分にとって)急成長というべき進歩だった。
この成長を実感したことが絵を練習するモチベーションとなって5年ほどたっても描き続けられているのだと思う。

今回はポーズマニアックスを利用したことはやめて、漫画やイラストレーションの模写を中心にしていた。
前半はこれまでやったことのなかった彩色に挑戦した。これまでアナログでやってきたから彩色もアナログでやってみた。
どこかで絵を勉強するのはお金がかかるということを聞いたことがあったが、ここでそれを実感することになった。
モノクロで描くのと違い、色を付けようと思うと画材の数が急に増えた。
はじめは色鉛筆を使っていた。(たしかトンボ)だが思うような色が出せず他社製品を探すことになった。
色鉛筆と言っても油性と水性があったりとにかく様々な種類がある。それも会社や製品ごとにはっきりと違いがあり非常に奥の深い世界だった。
あーでもないこーでもないと探し続けた結果最終的にたどりついたのが、ホルベイン油性色鉛筆とカリスマカラーだった。
人物を多く描くこともあり肌に合う色をいろいろ探していたところホルベインに探していた色があった。他部分を鮮やかなカリスマカラーで彩色することになった。
とくにカリスマカラーは最高なのでみんなに使ってほしい。
つぎに以前から興味のあったアルコールマーカーを試すことにした。
コピックは自由度が高くカラーイラストを仕上げる目的なら最高のものだと思う。ただ非常にインクが切れやすく一本当たりの値段は安くはない。(A4いっぱいに描いて色を塗るのはさすがにもったいない使いかたをした)
アルコールマーカーは色鉛筆と相性が良かったのでちょっと一枚当たりの値段が張っても使っていきたい画材だった。

後半はペン画をやっていた。
つけぺんと筆ペンを使った完全モノクロ絵というのは好きだったのでやってみることにしたが、とにかくGペンに慣れるのに時間がかかってしまった。
だが慣れてしまうと、Gペンは線の強弱を付けやすいペン先でこれがほんとうに面白い。とにかく早くメリハリのついた絵を描けてしまう。Gペンで描かれた漫画は多く参考資料に困ることも少ない。
さらに非常に安上がりである。インクとペン先とペン軸があればいい。インクはなかなか尽きないしペン軸も交換の必要はない。交換しやすいのはペン先だが、そんな頻繁に交換するものでもない。
つけぺんに何か問題があるとすれば、それは漫画以外の教科書がとにかく少ない点と修正が若干面倒というくらいだろう。

画材をさまざま試す以外には、A4という画角を意識して描いてみたり引き出しにない構図を練習していた。
当たり前だが描きなれていない構図以外はほんとうにへたくそすぎて描いた直後にゴミ箱に叩き込むほどだった。
だが描き続けたおかげで煽りと俯瞰をそれなりに描けるようになった。さらに人体についての理解(特に腰と足とアバラ付近について)が深まり前以上に自然に描けるようになり、描く速度自体もかなり上がった。

またコピー用紙500枚に描くやつを始めようと思う。
次の目標は、男性の筋肉をより上手に描けるようになることに据えたいと思う。

ではこんなところで日記はおわり。